iPad Pro & Procreateで『鳥山明の世界』カバーイラストを模写してみた
【難易度★★★★★】『鳥山明の世界』カバーイラストに挑戦
iPad Pro & Procreateで『鳥山明の世界』カバーイラストを模写してみました。
以前、iPad Pro & Procreateで宮崎駿氏の水彩画の再現を試した際、エンピツの主線はトレースしたのですが、今回は一切トレースなしのガチ模写です。
模写するイラスト
鳥山明氏の数あるイラストの中でも、とても好きなイラストのひとつです。
現在、この本は非売品のため購入不可になっています。
中古本屋さんやネットオークション等を探すと、たまに出品されているようです。
※イラスト自体はドラゴンボールの画集に収録されています。(ページ最下部にリンクあり)
・・・・・
メイキング動画
イラスト制作工程の動画です。
Procreateでタイムラプス動画を書き出し、Adobe Premiereでさらに2〜5倍速にしています。
・・・・・
制作の過程・下描き〜完成まで
1:ラフスケッチ・下描き
まずはラフスケッチで当たりをつけるところから始めます。
複雑なイラストのため、ラフ〜下描きを繰り返して細部を詰めていきました。
下描きだけで2時間くらい掛かっています。
※下描き〜主線はCreative Marketで購入したブラシセット(超オススメです)から鉛筆系やペン系をメインに使用しました。
【Creative Market】Procreate brushes bundle [75%OFF]
2:ペン入れ(主線を描く)
下描きした絵の不透明度を下げ(要は薄くして)、ペン入れをしていきます。
アナログのGペンで描かれた線を意識しながら描き込んでいきました。
所要時間は4〜5時間程度でした。
3:着色
イラストを見ながら、ひたすら塗ります。
バイクのパーツごとの塗り分けとカラーインクのぼかし描写にかなり苦戦し、もっとも時間が掛かった作業になりました。
カラー作業を始めてまもなく、ぼかしの再現をするためにどのブラシで塗れば良いかわからず、ブラシ選択に苦戦…。
いろいろと試行錯誤した結果、ぼかしツール > パステル で何とか似た雰囲気を再現することができました。
全体的に渋めの配色で、彩度と明度が低めのカラーばかりだったので、色を正確に選ぶのも苦労しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【レイヤー】
いつもはカラー作業でけっこうレイヤーを量産しますが、今回はレイヤーは分けずに基本的に1枚で進めました。
銃の持ち手の部分(木目)の再現と仕上げ用にレイヤーを追加した程度です。
↓レイヤー構造はこんな感じ。
・主線レイヤー
・仕上げ用レイヤー(テクスチャブラシでアナログ感の再現)
・詳細な箇所(銃) | 塗り分け用カラーレイヤー
・カラーレイヤー
・下描きレイヤー
・ラフスケッチレイヤー
4:完成
カラー作業のあと、軽くカラー調整を行って完成です。
イラスト制作の所要時間は全部で20時間程度でした。
ドラゴンボール画集
DRAGON BALL超画集 (愛蔵版コミックス)
ドラゴンボール初のイラスト集!!
連載開始から現在までの400点超のイラストを収録!!
劇場版最新作『神と神』のイラストも全掲載!!
高精細印刷で鳥山明の美麗イラストを極限まで再現!!
さらに特別インタビューで鳥山明が自身の絵を語りつくす!!
30th ANNIVERSARY ドラゴンボール 超史集─SUPER HISTORY BOOK─
ドラゴンボール30年、大冒険の超記録。30年もの歴史の中で生まれた数々の「お宝」を収録!