万年筆 中字(M)比較 / モンブラン・パイロット・セーラー・プラチナ・パーカー
万年筆の購入で迷うのがペン先の太さ。
万年筆で書いた線の太さはメーカーごとに異なるため、スペック上の仕様(極細、細字、中字、太字など)では判断しづらいことが多い。
今回はいろんなメーカーの中字(M)を比較してみた。
比較したのは以下7本。
※仕様はすべて中字(M)だがPILOT(パイロット) エラボーのみソフトニブのためSM表記
- MONTBLANC(モンブラン) マイスターシュテュック #149
- PARKER(パーカー) デュオフォールド センテニアル
- PILOT(パイロット) カスタム845
- PILOT(パイロット) エラボー
- PILOT(パイロット) ライティブ
- PLATINUM(プラチナ) センチュリー #3776(※忍野)
- SAILOR(セーラー) プロフェッショナルギア
(注)
PARKER(パーカー) デュオフォールド センテニアルはペン先調整済みのためデフォルトよりもわずかに細いペン先になっています
↑画像 左から
・PARKER(パーカー) デュオフォールド センテニアル
・MONTBLANC(モンブラン) マイスターシュテュック #149
・PILOT(パイロット) カスタム845
・PILOT(パイロット) ライティブ
・PILOT(パイロット) エラボー
・SAILOR(セーラー) プロフェッショナルギア
・PLATINUM(プラチナ) センチュリー #3776(※忍野)
ニブ比較
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ペン線比較
もっとも太い線だったのがモンブランのマイスターシュテュック #149。
インクフローの良さも要因のひとつにあるようだ。
一方で、もっとも細く感じたのがセーラーのプロフェッショナルギア。
ただし、プロフェッショナルギアは筆記角度や筆圧で線の太さがけっこう変わる印象で、寝かし気味に書くと太めな線も書ける(表情をつけやすい)。
「海外メーカーは太め、日本国産メーカーは細め」とはよく言われるが、たしかに比較するとモンブランとパーカーは太めだった。
※パーカーのデュオフォールドはペン先を調整しているため、購入時よりもわずかに細くなっている。調整前はもう少し太めの線だった。
カスタム845も筆圧を掛けた時にはパーカーに近い太さになったが、要因はニブの柔軟さによるもの。
通常の筆圧だとパーカーよりやや細めだ。
今回のテストには含まれていないが、使用経験ではペリカンの万年筆もモンブランに近い太めの傾向。
パイロットのエラボーもカスタム845と同じく、ニブの柔軟さから筆圧を強めると太めになった。
エラボーはもともと強弱がつけやすい軟ニブ仕様なので、筆圧弱めと強めで太さの幅が大きいのが特徴。カスタム845の方が太さの幅は小さい。
比較して感じたのはプラチナ センチュリーのニブがやや硬めで、線の強弱があまりつかなかったこと。
通常モデルではなく忍野モデルのため、ニブがロジウムコーティングされていることが影響しているかもしれない。
(ただし通常モデルでも筆記感覚の印象はほぼ同じ)
総括
ペン線の太さに関係するのはおおまかに以下の仕様だ。
・ペン先(ペンポイント)の大きさ、形状
・ニブの柔軟さ、柔らかさ
・インクフロー
今回テストしたサンプルは少ないものの、やはり海外メーカーは太め、日本国産メーカーは細めな印象だった。
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パーカー 万年筆 デュオフォールド クラシック ビッグレッドCT センテニアル
・英国王室御用達を戴くPARKERブランド。デュオフォールドは1921年の誕生以来パーカーのフラッグシップモデル。
・クラフトマンシップの技が終結したペン先は、18金の延べ板を切り抜いて加工し、胡桃のチップを使い56時間かけて丹念に磨き上げられます。ペンポイントには繊細に加工したルテニウム合金を使用。
・アクリライト切削成型仕上げは、クリスタルに匹敵する美しさだけではなく、耐久性に優れた傷のつきにくい素材を使用。確かな品質と上質なペンを求める方への贈り物としても最適です。
・あらゆるパーツが最高の書き味を実現するために熟練の職人が1本1本手作業で丹念に組み立てられます。18金のペン先は延べ板を切り抜いて加工し、クルミのチップを使い56時間かけて磨き上げられます。



