文具・画材

Stationery and Art Supplies

万年筆レビュー、今回はペリカンのスーベレーンM805。
ブラックシルバーで太さは極細(EF)。
ドイツ製らしい。

スーベレーンM800シリーズはペリカンでは評判の良いモデルだ。




書きやすさ ★★★★☆
書き味 スラスラ、ヌルヌル系
持ちやすさ ★★★★☆
重心 やや後ろ
書く楽しさ ★★★★★


・・・・・


パラジウム仕上げの装飾パーツが美しい。
ボディは高級レジン製でプラスチックっぽい軽い印象がなく、しっかりとした感触。
ニブは18金のペン先でロジウム装飾されているのが特徴だ。

書きやすさは「素晴らしい」の一言。
インクフローがよく、やや硬めの大型ニブでボールペンやマジックのようにスラスラと書ける。
軸のしっかりした感触もあり、書き心地が楽しいペン。

この万年筆を購入していちばん最初に書いてみた瞬間、スラスラとすべるペン先とインクフローのバランスに評価の高さを実感した。
書いて一筆目で「うわーっ」と楽しさが湧き上がってきたペンはこれが最初かもしれない。

海外メーカーと言えば国内メーカーより線が太めになるのが定番で、この「EF」は太めだ。
国産メーカーの中字と同程度の太さとなっている。

インクは吸入式で大量に補充できて快適。

ペリカンは首軸が外れるので、インク洗浄時にも洗いやすいのがポイント。



・・・・・


仕様・スペック


メーカー ペリカン(Pelikan)
ペン種 ロジウム装飾18金ペン先
方式 ネジ嵌合方式
機構 ピストン吸入式
材質 ストライプの胴軸はセルロースアセテート製
高級樹脂製のキャップ、胴軸、尻軸
光沢パラジウムプレート仕上げのクリップとリング
サイズ 14.1 cm (キャップを閉じた状態)
重量 28.2g
文字幅 EF/F/M/B
バランス型 / ベスト型 ベスト型


・・・・・


サンプル



大型ニブで軸もタフなので快適でしっかりとした書き味。
個人的な体感としては、書き味にカジュアルさがあって、マジックやボールペンっぽいというかサクサクと書き進められる感じ。
EFにしてはあまり細くないので、繊細すぎず気軽に書ける。

インクフローがよく顔料系のインクでも問題なし。



・・・・・


サンプル / 他ペンとの比較


サンプル / 他ペンとの比較

サンプル / 他ペンとの比較


他メーカーのペンと比較してみた。

やはり国産メーカーと比較すると線が太いのがわかる。
プラチナ センチュリー3776の「M」よりもわずかに太く、センチュリー3776の「F」だと明らかに差があるので、国産よりはかなり太いと言えるかもしれない。


同じ海外メーカーのモンブラン146(F)との比較では、やはりモンブランの方がやや太かった。



・・・・・


ペリカン M205とのサイズ比較




ペリカンのM205と比較してみると軸とニブ、ともに大きい。

持った感触の比較ではやはりM205にはやや華奢な印象があって、M805はどっしりした安定感がある。
M805は大柄なぶん、長時間書いているとやや重さを感じるので小柄なM205(M400やM600シリーズも)の方が気楽に使える。

プラシーボも多分にあるかもしれないが、ニブの大きさやインクフローのバランスなどすべて加味した上で、「書き味が楽しい」と感じるのはM805だ。
なぜか独特のワクワク感がある。



・・・・・


総括すると、
・人気通りの書き味
・ニブのサイズや軸の感触、インクフローのバランスが非常に優れている
・インクがたっぷり入るので補充頻度が低めで楽
といった万年筆。

ペリカンらしいなめらかなインクフローで、書くごとに「楽しさ」が感じられる素晴らしいペンだ。


Pelikan ペリカン 万年筆 スーベレーン M800(M805)

Pelikan スーベレーン 万年筆
機構:ピストン吸入式
ペン先:ロジウム装飾18金
14.1cm×1.5cm


Pelikan ペリカン 万年筆 クラシック デモンストレーター M205

Pelikan 限定 発売予定本数5000本
クラシック M205 万年筆 EF 極細字
色,柄:デモンストレーター
機構:ピストンメカニズム
ペン先:ステンレススチール


ブログ記事一覧