ベトナムの旅【2018年7月】─ 前編 ─

2018年7月、ベトナムへ行ってきました。

初ベトナムで滞在は1週間弱の小旅行でしたが、簡単なレポやこれからベトナムへ行く方に向けたお役立ち(?)情報をお届けします。

【※】今回はホーチミンのみの滞在でした。


航路はこんな感じ


機内食


入国審査。パスポートなどしっかりチェックされます。


ホーチミンの空港。早朝に到着したので、まだ人が少ない。

ベトナム(ホーチミン)はどんなところだったか?

  • 若い人がとにかく多い(日本とは真逆)
  • 発展が著しく、人や街からあふれるパワーがすごい
  • 人はみなおおらかで優しい
  • 物価が安い
  • ぼったくりが多い
  • たいていのお店の人は観光客が来るとがんばって売りつけてくる
  • 街はきれいなところ(新)と汚いところ(旧)が混在
  • ネズミが多い
  • バイクや車がめちゃくちゃ多い
  • 排気ガスがすごくて空気がとても汚い
  • 高温多湿

↑ここに挙げた内容の詳細は下の雑感で書きますが、まずは総合的な感想から。

著しい発展・変化とエネルギー・新旧の混在

ベトナムの第一印象は『若い力や新しく生まれ変わるエネルギーに満ち溢れている』というものでした。

日本とは逆で、どこに行っても若い人ばかりいます。老人の姿は見かけますが、圧倒的に若い人が多い印象です。なんとベトナムの労働力の中心となる年齢は25歳前後だそうで、若い人たちのパワーがそのまま国のエネルギーとなっている、というわけです。

日本ではよく見られる懐古主義というか、昔を懐かしんだりするような風潮は微塵もありません。
いまのベトナムは進歩と発展の真っ只中にあり、前しか見ていない、という印象です。

ベトナム人のツアーガイドさん曰く(メコン川を散策するツアーに1日だけ参加しました)、ベトナムの風景は10年前とは大きく様変わりした、とのことでした。
様変わりした風景の一つに『自転車』があるそうで、以前は自転車に乗る人たちの姿が多かったそうですが、いまでは激減したとのこと。たしかに自転車に乗る人の姿はあまり見かけませんでした。そのかわり、いまでは多くの人がバイクに乗るようになったようで、街中では驚くほど多くのバイクが走っていました(※下に動画あり)。


いま、ベトナムを訪れることは大きな価値があると感じました。
大きな様変わりの真っ最中で、今しか見られない光景や得られない経験がたくさんあるからです。


サイゴン川


ホーチミン市内


たくさんのお店が入るビル


市場に立ち並ぶ食堂。活気があります。


お店。22:00くらいまで営業しているところが意外と多い。



ベトナム雑感


バイクがめちゃくちゃ多い。運転は荒い。しかし不思議と事故は無い。

日本と比べてバイクが非常に多いです。
※実際に撮影してきました。下の動画をご覧ください。

ホーチミンの街中に出て、まず驚くのがバイクの多さだと思います。
運転は非常に荒く、信号(交通ルール)も割とルーズです。
クラクション鳴らしまくり、2〜3人乗り、ヘルメット未着用ちらほら、混雑時は歩道も平気で走る、積載物多し、電話しながら走行も平気、という感じです。

街中は決して安全な環境ではありません。
歩行者もバイクも車もバスも、一人一人が万全の注意を払って進む、という環境です。気を抜いたらやられます。

不思議と事故は少ないです。僕がベトナムにいる間に一度も事故を起こしたバイクや人を見かけませんでした。(日本の方がよっぽど事故が多い)
事故が少ない理由を考えましたが、誰しもが注意をしてバイクや車を運転しているから、です。
少しでも油断すると事故が起きるため、スマホを見ながら運転するとか、よそ見運転をしている人は誰もいません。また、バイク・車問わず、運転手が少しでも危ないと感じたらクラクションを鳴らします。
ベトナムの人はおおらかなので、クラクションを鳴らされても怒りません。『おっと!』みたいな感じで避けたり減速します。


とにかく注意して運転する。


これが交通安全の大基本だと知らされました。

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ちなみに大通りなどでは歩行者用の信号がないところもたくさんあります。
どこからやってくるのか、と問いたくなるほどの交通量の多さ。夕方などはまったくバイクと車が途切れません。

どうやって歩行者は道を横断するのか?

ゆっくり慎重に滝のようにやってくるバイクと車の隙間を縫って歩いて渡るのです。難易度は非常に高いです。
道を横断しただけで、何か大きなことをやり遂げた気分になります。

コツは恥ずかしがらずに手をあげて、じわりじわりと進むことです。バイクと車が勝手に避けてくれます。

【動画】ホーチミンの道路の様子


空気が汚いホーチミン

ホーチミン市内は排気ガスが充満しており、空気が非常に汚いです。
現地でバイクに乗っている人の多くがマスクをしています。マスクだけでなく、目出し帽にサングラス、という完全武装の人もたくさんいます。

やはりこれは現地の人でも耐えられないのか、という思いでした。
事前情報がないためか、観光客は誰もマスクをしていません。
観光で数日間だけ滞在するのと違って現地の人は毎日あの空気を吸うことになるので、あのマスク武装は健康面を考えると当然というか、仕方ないのかもしれません。

ベトナムに着いた当初は、『バイクが多いからか、空気が排気ガス臭い…。でもベトナムに来た実感が湧いてくるなー。』なんて考えていましたが、だんだんとキツくなってきて、旅の後半はマスクの事ばかり考えていました。
バイクのマフラーから出る排気ガスをマフラーからほぼ直で吸っている、くらいの印象です。

次からは必ずマスクを持って行きます。

※都市部以外はキレイな空気でした。


マスク着用率高し


子連れでバイクに乗る人も多いので子供用のヘルメットもたくさん売られています。

新旧の混在とネズミ

変化の真っ只中にあるベトナムですが、それ故に、新旧が極端に入り混じる状態になっています。

具体的に言うと、
新)新しく建ったビルや施設、都市型の商売やサービス(デパートやショッピングモールなど)
旧)古い街並み、建物、路地や配管などのインフラ設備、道端で展開される商売やサービス

という感じです。

【建物・インフラ設備に関して】
新しいものはきれいで清潔ですが、古いものに関しては衛生的にはあまり良くないと言えます。
(決して貶しているわけではありません。)

そのため、ホーチミン市内の至るところでネズミが徘徊している様子が見られます。配管の近くや路地裏・市場(特に魚介類や肉を扱うお店の近く)はネズミだらけ、と言っていいくらいネズミがいます。

ベトナムのツアーガイドさんも『ホーチミンはネズミがいっぱい、コワイ、食べられない』と言っていました。ベトナムではネズミを食べる文化があるそうですが(ただし森に住む草食系のキレイなやつ)、そんなベトナムの方でもホーチミンのネズミは食の対象としては無理だそうです。


発展と変化。街中では建設中のビルが多い。

高温多湿、でも日本より涼しい

ベトナムは高温多湿です。日差しは暑いし、ジメジメしています。
(僕が行った時期は雨季だったせいもあり、どこへ行っても湿度は高めでした。)

日光がとても鋭く気温は高いものの、しょっちゅう雨(スコール)が降り、気温を下げてくれます。

そのため、雨が降ったあとは湿度は高いものの爽やかな空気に包まれ、割と過ごしやすくなります。


物流の盛んなサイゴン川。スコールの後はさわやかな風が吹きます。

おいしい食べ物・カフェの充実

食べ物はヘルシーでおいしいです。

ベトナムといえばフォーが有名ですが、それ以外も生春巻きやチャーハンなどおいしい食べ物がたくさんあります。

特徴は、料理に香草をたくさん使うこと。多くの食べ物からハーブやパクチーの香りがただよいます。

フルーツも充実しているので、食後のデザートや生絞りの果汁ジュースなど、充実したフルーツライフが満喫できます。価格も安いです。

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カフェが多いのも特徴です。

街中にカフェがあり、ちょっと時間があればカフェ、(暑いので)水分補給にカフェ、という感じです。

コーヒーだけでなく、紅茶、ビール、フルーツジュース、スムージー、ココナッツジュースなど、どれもおいしく種類も豊富です。
日本のカフェに比べると量が多く、スムージーなどはビールの中〜大ジョッキくらいのサイズで出てきます。


食堂。多くの人でにぎわっています。


路地で商売をする人たち。ジュースや食べ物などを売っている。


路地で調理して売るスタイル。ランチタイムはにぎわっていたりします。


近代化の波に押されて、こういう光景も近いうちに見られなくなるかも。


くだものも。時計や数珠を売る人もいました。


春巻き。魚醤か醤油につけて。


フォーとチャーハン。チャーハンはFried Riceと表記されます。


レストランにて。こってり系でもあまりお腹が重くなりません。香草の効果かも。


レストランにて。揚げ春巻き。


フルーツ盛り合わせ。マンゴー、すいか、ドラゴンフルーツ、グァバなど。


メコン川近くのレストランにて。魚(通称『象の耳』)のからあげ。デカいです。食べきれない!


揚げ豆腐など。ジュースのストローが植物の茎なのがポイント。


レストランの店内。


お金、物価


ベトナムの貨幣はドンです。

20万ドンは日本円で約1000円。
最初は混乱しまくりでした。

ドルやユーロは慣れているというか、わかりやすいです。
例えば、お店などで『5ドル』と言われたらだいたい500円くらい。100〜150を掛けるだけです。

しかし、『1,200,000ドン』と言われると焦ります。(→日本円で約6,000円)
最初は買い物をするたびに内心で慌てていましたが、これはじっくりと慣れるしかないと思われます。

ちなみに、ベトナムでは下3桁の000を取って価格表示することが多いです。
20万ドン(200,000ドン)の場合は200と表示されます。
例えば雑貨屋さんなどで商品を見ていると、『それ300でいいですよ』と言われたりします。

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【日本円でいくらぐらいか簡単に換算する方法】
わかりやすく計算する方法としては、
2で割って、0を足す
と覚えればいいと思います。

(例)
200(20万ドン)なら
・2で割って100
・100に0を足して1000
=日本円で約1000円

物価の目安として、コーヒーは一杯・約50〜60(5万〜6万ドン)くらい、日本円で300円くらいです。


ベトナムドン。お札のみでコインは無い。

ぼったくり

ぼったくりが多いです。

今回の旅では2回ほどやられました。

1度目はタクシーで。
ホーチミン市内はたくさんのタクシーが走っています。
メーターのついていないトータル支払い制のタクシーに乗ってしまいました。
せいぜい200くらいの距離のところを『500だ』と言われました。しかも目的地に着く前、最初に支払えと言われます。「高い」と粘ったら300まで値下がりしてフィニッシュ。


2度目は公園での靴磨きぼったくり。
ホーチミン市内をうろつく靴磨き屋さん。全てを確かめたわけではありませんが、おそらく皆さんぼったくりです。観光客をカモにして生計を立てておられます。
街中や公園を歩いていたりしていると、『靴が汚いぞ』と靴そうじセットを持っている人が近づいてきて、靴を掃除し始めます。

ゴシゴシ。

『It's NEW! まるで新品みたいになったぞ!』と靴をきれいにして見せ、こちらが「Yeah, Nice!」などと喜んでいると、ニコリとこちらの靴を奪い、代わりにこのスリッパを履いて待っていろ、と強引にスリッパを履かせ、本格的に靴を掃除し始めます。
靴底のゴムなども勝手に補強されます。

(一体いくら払えばいいんだろう?チップ(靴磨き代)として50(5万ドン=250円)くらい渡すか…)

10分くらいで新品のようにピカピカにしてもらいました。
靴磨き後に50を差し出すと、「Small, Small」と言われます。安い、と。
60〜70を差し出しても、「Small, Small」。
200(20万ドン=1,000円)でフィニッシュとなりました。(満面の笑顔で去る靴磨き屋)

ちなみに200は一般的なベトナム人の1日分の所得とだいたい同じかちょっと多いくらいです。


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観光客を見かけるといろんな人が近づいてきます。
日本人は相手(カモ?)にされやすいのか、日本語で話しかけられます。

『どこから来たの?』『ベトナムは泥棒が多いから気をつけて』『どこのホテルに泊まってる?』『ラッスンゴレライ!』『先生!(商品を)見て行って!』

などなど。

おそらくほとんどがお金目当てです(なかには純粋に日本人と仲良くなりたいだけの人もいるかもしれませんが)。
興味がなければ相手にしないのが最も無難な対応法だと思われます。


靴磨き屋。仕事は丁寧で、真剣にきれいにしてくれる。この後ぼったくられることになる。



ホーチミンのおすすめスポット その1

まずは市内の街並みを散策

街に出てぶらぶらと散歩するだけで驚きと発見の連続です。
バイクの多さ、すさまじい交通量、路地の屋台、古い建物、野良ネズミ、市場など、ガイドブックには載っていないけど現地を歩いてみてわかることがたくさんあります。

観光客向けのショッピングスポットは割と似たような商品が多いですが(置物や服、コーヒーなど)、街を散策して見かけるおしゃれな雑貨屋さんは品揃えが良くて、あまり見かけないような商品を扱っていたりします。

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ベンタイン市場

有名な観光スポット。
歴史ある市場の建物のなかに所狭しとお店が並んでおり、世界中から集まった観光客がショッピングを楽しんでいます。
服、雑貨、食品、バッグ、野菜、魚、肉、くだもの、その他いろんなものが売られています。

たいてい値段は高めに設定されているので交渉します。

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サイゴン スカイデッキ

高いビルの上層部に展望デッキがあり、ホーチミン市内を一望できます。(有料)
周囲を360度すべて見渡せるようになっていて、割と遠くまで見渡せます。
とても良い眺めです。

展望デッキには物販コーナーもあります。

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ビンコム(Vincom Mega Mall)やその他大きいショッピングモール

ビンコムは日本で言うとイオンモールみたいなショッピングモールで、いろんなお店が入っています。
スケートリンクがあったり、日本では見かけないタイプのカラオケボックスがあったり、なかなか楽しめます。

【ちょっと注意】
グーグルマップなどで地図を見ると、ホーチミン市内にはショッピングモールがいろんなところにあるのがわかります。
イオンモールのようなモール型ショッピング施設を期待して行ってみると、実際は大きなスーパーのようなお店だったりします。どうやら大型のスーパーをショッピングモールと表記しているようです。


ホーチミン市内


ホーチミン市内


船の模型屋さん。圧倒的な量とクオリティ。


布・生地屋さん。


市内。ファミリーマートをよく見かけます。


サークルKも見かけました。


スーパー。ここは防犯のために荷物(バッグ)を預けてから入店するシステムでした。


スーパー。コストコみたいな感じ。


スーパー。別角度。


ビンコム(Vincom Mega Mall)。イオンモールっぽい感じ。


ビンコム内スケートリンク。


サイゴン スカイデッキからの眺め


サイゴン スカイデッキからの眺め


ホーチミンのおすすめスポット その2


サイゴン動植物園

アジアで最古、世界で6番目に古いという歴史のある動物園。入園は有料でチケットを購入してから入ります。
歴史博物館も併設。(こちらも入館有料)

ホーチミン市内はバイクや車で非常に騒がしいですが、ここは割と静かでのんびりとしています。

園内はかなり広く、いろんな動物が飼育されています。アトラクション・遊具コーナーや食堂もあり、かなり楽しめます。(園内をすべて見てまわるとヘトヘトになるかも)


併設の歴史博物館も、歴史的な価値のある石像や仏像などの展示物が充実しており、有料ですが入館する価値ありのスポットです。

ショッピングや食べ歩きに飽きたら是非行ってみてください。


入り口付近


観光客多し。


ゾウ。エサ用のさとうきびが売られていて、柵越しに食べさせることができる。


キリン


鳥のエリア。野良ネズミが鳥の餌を食べに来ていました。ここでネズミを見ると違和感を感じない…(汗)


ワニが出てきてる!と思いきや石像のワニ。妙にリアルでまぎらわしい。


ワニ。たくさんいますが、みんな寝ています。


ハイエナのエリア。凶暴なハイエナの絵!すごい迫力!これは期待できる!


実際のハイエナ…


歴史博物館。

ホーチミンのおすすめスポット その3

ブイビエン通り

通称バックパッカーストリート。
世界中の旅人が集まるポイントで、クラブやカフェ、雑貨屋さんなど多種多様なお店が立ち並んでいます。

ここはすごいです。特に夜が凄まじいです。
人々の熱気に圧倒されます。こんなにうるさいストリートを歩いたのは生まれて初めてでした。
新宿・歌舞伎町や渋谷センター街、六本木も騒がしいですが、ここには敵いません。

ここには騒音という概念はないようです。


ブイビエン通り。人と熱気の坩堝(るつぼ)です。

【動画】ブイビエン通りの様子


凄まじい騒音で人の会話はほとんど聴き取れません。

(ホーチミンじゃないけど)おすすめスポット その4

メコン川

よくガイドブックなどにも載っていますが、メコン川に行ってホタルを見るツアーがあります。

旅行会社などで申し込むと、約半日がかりでメコン川を見て回ることができます。ガイドさん付き。
料金もそれほど高くありません。

ホーチミンからツアーのバスでメコン川へ行き、ボートに乗ったり、食事をしたり、歌を聴いたり、夜にはホタルを見たりします。見所がたくさんあってかなり楽しめます。

メコン川に行く機会はなかなか無いので、時間に余裕があればオススメです。


メコン川


メコン川の水は濁っているけどキレイだそうです(ガイドさん談)


メコン川


小舟に乗れます。人力なのにけっこう速いです。


マップで現在地を確認。たしかにメコン川でした。


ニシキヘビ。絶対に噛まないそうです(でも怖い)。重いです。足に巻きつこうとしてきます。


ドラえもん、っぽいおみやげ。



ベトナムの旅【2018年7月】─ 後編 ─ へつづく



ベトナムの旅【2018年7月】─ 後編 ─


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