【詳細レビュー】TP-Link Deco X90 Wi-Fiメッシュ WiFi6ルーター | ライフ

2022.04.09

Deco X90 AX6600 トライバンドメッシュWi-Fiシステム

AX6600トライバンドWiFi：最大速度は全バンドで合計6600Mbpsを実現しました。
AIメッシュ：ネットワーク環境を賢く学習し、各ご家庭に合った理想的なWiFiを提供します。
スマートアンテナ：より強力なバックホールでカバー範囲を拡大し、ワイヤレス接続を改善します。
もっとたくさん繋がる：パフォーマンスを低下させることなく、最大200台までのデバイスが接続可能です。
カバー範囲をシームレスに向上：WiFi 6のよりクリアで強力な信号が、お家全体をシームレスにカバーします。
TP-Link HomeShield：ネットワークやIoT機器を守る最先端の機能でお家のネットワークを安全に保ちます。
かんたん設定：Decoアプリの表示に沿って進めるだけでOKです。

仕様（スペック）

ワイヤレス

規格	■Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a（5GHz） IEEE 802.11ax/n/b/g（2.4GHz）
Wi-Fi速度	■AX6600 5GHz：4804Mbps（802.11ax、HE160） 5GHz: 1201Mbps（802.11ax） 2.4GHz：574Mbps（802.11ax）
Wi-Fi範囲	■4～6LDK（2パック） TP-Linkメッシュテクノロジー Deco同士をLANケーブルで有線接続して、より安定したネットワークを構築することも可能です (Ethernet backhaul) AIメッシュネットワーク環境を賢く学習し、各ご家庭に合った理想的なWiFiを提供しますハイゲインアンテナ×4（内蔵）複数のアンテナが信号を増幅させより多くの方向と広いエリアをカバーしますスマートアンテナ×2（内蔵）他のDecoユニットを自動検出して相互に強力なバックホールを確立し、WiFiカバレッジを向上させますトライバンド 5GHz帯の1つが強力なバックホール専用として機能し、WiFiカバレッジを向上させますビームフォーミングクライアントに無線信号を集中させWiFi範囲を拡大します
Wi-Fi性能	■最上クラス（Very High）トライバンド最適なパフォーマンスを得るためにデバイスを異なる帯域へ割り当てます 4×4 MU-MIMO 複数のMU-MIMO対応クライアントと同時に通信します OFDMA 複数のWiFi 6対応クライアントと同時に通信します 8ストリームデバイスをより多くの帯域幅に接続させます
動作モード	ルーターモードブリッジモード

ハードウェア

プロセッサー	1.5GHzクアッドコアCPU
有線ポート	2.5Gbpsポート×1 ギガビットポート×1 *各Decoユニット（WAN/LAN自動判別）
ボタン	リセットボタン

セキュリティ

Wi-Fi暗号化	WPA-PersonalWPA2-PersonalWPA3-Personal
ネットワークセキュリティ	SPIファイアウォールアクセスコントロール ■HomeShield セキュリティリアルタイムIoT 保護悪意のあるサイトのブロック侵入防止システム DDoS攻撃の防止ホームネットワークスキャナー
ゲストネットワーク	5GHz ゲストネットワーク×1 2.4GHz ゲストネットワーク ×1

ソフトウェア

サービスキット	HomeShield
保護者による制限	■HomeShield保護者による制限プロファイル作成プロフェッショナルコンテンツフィルターライブラリファミリータイム就寝時間オフ時間利用時間割り当て家族のオンライン時間ランキングインターネット一時停止週次・月次レポート
WANタイプ	動的IP 静的IP PPPoE PPTP L2TP
QoS	■HomeShield QoS デバイスごとのQoS
クラウドサービス	OTAファームウェアアップグレード TP-Link ID DDNS
NAT転送	ポート転送 UPnP
IPTV	IGMPプロキシ IGMPスヌーピングブリッジタグVLAN
DHCP	アドレス予約 DHCPクライアントリストサーバー
DDNS	TP-Link
管理	Decoアプリ

フィジカルとその他

寸法 (W×D×H)	130 × 123 × 210 mm
パッケージ内容	■Deco X90（2パック） Deco X90ユニット×2 RJ45 LANケーブル×1 電源アダプター×2 かんたん設定ガイド ■Deco X90（1パック） Deco X90ユニット×1 RJ45 LANケーブル×1 電源アダプター×1 かんたん設定ガイド
システム要件	Android 4.4以降 iOS 9.0以降
認証	CE, EAC, FCC, IC, RoHS, RCM
動作環境	動作温度: 0℃~40℃ (32℉ ~104℉) 保存温度: -40℃~70℃ (-40℉ ~158℉) 動作湿度: 10%~90% 結露を避けてください保存湿度: 5%~90% 結露を避けてください

TP-Link メッシュ WiFi 6 ルーター Alexa認定製品スマートテレビ対応メッシュWi-Fi無線LANルーターメッシュWi-Fiシステム AX3000 (4804+1201+574Mbps) Deco X90 2ユニット

[特徴]世界中で愛されて10年連続世界シェアNo.1! Wi-Fi6対応。200台繋いでも大丈夫。
[WiFi規格値] 4804Mbps(11ax)+1201Mbps(11ax)+574Mbps(11ax)
[ホームシールドで安心] ホームシールド機能でネットワークを安心にキープ
[2.5Gbps有線LANポート] 2.5Gbps有線LANポートを搭載
[WPA3対応] 最先端無線LANプロトコルWPA3に対応
[3年保証] 業界最高基準の3年保証
付属品:Deco X90 2-pcs

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【1ユニット版】TP-Link メッシュ WiFi 6 ルーター【 PS5 / ipad/Nintendo Switch/iPhone シリーズメーカー動作確認済み】 Alexa 認定製品スマートテレビ対応メッシュWi-Fi無線LANルータースマートホームセキュリティ機能メッシュWi-Fiシステム AX3000 (4804+1201+574Mbps) Deco X90

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ギャラリー（開封〜セッティング）

箱。Deco X90が2つ入っているのでけっこう大きめです。

箱・裏面

箱・サイド

X90が2つ入っています。どちらを親機にセッティングしても大丈夫です。自動的にもう片方が子機になります。

本体は非常にシンプルな構造。
背面の下の方にLANケーブルを接続するポートが2つあるのみです。
電源ケーブルをつなぐ電源ポートは底面に用意されています。
あまりウェブの機材に詳しくなくても迷うことなくセッティングできると思います。

デザイン的な観点から見ても優秀に感じます。
白いボディー＆シンプルで円筒形のデザイン。
性能的に優れているのに、ゴツゴツしたアンテナが出ているわけでもありません。
やや大型ではあるものの、メカメカしい（？）違和感がなく部屋に置いておけます。

ちなみに本体サイズは130×123×210mmです。

小物が入っている小箱。セッティングの手順が書いてあります。

小箱。アダプタ2個とLANケーブルが入っています。

アダプタ。個別に梱包してありますね。

セッティング

購入時に『セッティングがややこしい、わかりにくい』といったレビューを見たので少し心配していましたが、めちゃくちゃ簡単でした。
専用のアプリをダウンロードして案内通りに進めるだけです。
過去に購入したルーターの中でもダントツで一番手軽なセッティングでした。

スマホに専用アプリをダウンロード。あとはアプリの表示に従って進めるのみ。カンタンです。

セッティングが完了するとグリーンのランプが点灯します。
セッティング完了まで10〜20分程度です。

セッティング完了を示すグリーンのランプ。

BUFFALO AirStation connect（WRM-D2133HP）とのサイズ比較

BUFFALO AirStation connect（WRM-D2133HP）との入れ替えのためサイズ比較をしてみました。
Deco X90の方がひとまわり大きいです。

BUFFALO AirStation connect（WRM-D2133HP）とのサイズ比較

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TP-Link Deco X90のここがGOOD

セッティングが非常に手軽で簡単
ケーブル類の接続も迷わない（シンプルなデザインで迷いようがない）
Wi-Fiが非常に高速で快適
有線接続も爆速に速い
接続が途切れずに快適なメッシュ環境
スマートアンテナで広範囲に届く
接続台数が多い（最大接続台数200台）
専用アプリが使いやすい
常に学び最適化するAIメッシュ

TP-Link Deco X90のここがイマイチ

（全く気にならないけど）本体サイズが少し大きい？
広い環境だと子機から離れるとやや接続スピードが落ちる

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接続スピードが速い＆途切れない超快適WiFiルーター

BUFFALO の AirStation connect（WRM-D2133HP）は途切れやすかった

もともとWi-Fiが届きづらい家だったため、はじめに導入したのが BUFFALO の AirStation connect（WRM-D2133HP）でした。
初めてのWi-Fiメッシュ導入で接続もかなり改善され、2年程度使用していたのですが、ちょくちょく接続が途切れてしまう現象に悩まされました。親機のまわりは問題がないのに、子機から少し離れると途切れてしまう謎現象。
子機のリセットや再セッティングを何度も行いましたが改善されず…。
ウェブ上のレビューを見ると、どうも他の購入者も同様の症状に悩んでいるようで、製品の仕様のようでした。

Wi-Fiが途切れるのは仕事でも支障があり（メッシュなのに…泣）、かなりのストレスだったため TP-Link Deco X90 に買い替えとなりました。

TP-Link Deco X90に買い替えて

TP-Link Deco X90に買い替えての感想は『とにかく速い・途切れない・超快適』に尽きます。

『WIFI 6』や『トライバンド』といった点が大きく影響していると思いますが、ただただ快適です。

安定・高性能なメッシュWi-Fi機能

Deco X90は
・4804Mbps（5GHz/4ストリームで160MHz幅）
・1201Mbps（5GHz/2ストリームで80MHz幅）
・574Mbps（2.4GHz/2ストリーム）
のトライバンドに対応しています。

メッシュWi-Fiではバックホール（※）が非常に重要です。
※バックホール（Backhaul）：通信をうまく行うために構築される、いわゆるアクセス網。

デュアルバンドではバックホールの帯域をクライアント接続用（ウェブに繋ぐいろんなデバイス機器）と共有するのですが、トライバンドではバックホール専用に1帯域を使用するため安定した接続が可能です。
簡単に言えば、デュアルバンドでは通信に余裕がないのに対して、トライバンドでは余裕をもって安定した通信を行うことができるというわけです。

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BUFFALO WRM-D2133HP『親機』周辺の接続スピードとDeco X90の『子機』周辺の接続スピードが同程度です。
むしろDeco X90の『子機』周辺の方が速いくらいで接続速度は段違いと言えます。

Deco X90の『親機』周辺の接続スピードに関しては有線LAN接続並みに高速です。
テレビ会議や重めの動画再生などでもまったく問題なし。
子機周辺でも『高速＆接続安定』です。

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セッティングの簡単さも素晴らしいです。
専用アプリの完成度が高く、初回のセッティング時やセッティング完了後においてもストレスがありません。
見やすいデザインで、ルーターの再起動などもアプリで手軽に行えます。

月並みな言葉ではありますが、『高価ではあるもののもっと早く買えばよかった』という印象です。
※ちなみにこのレビューはメーカーからの依頼などではありません。純粋な購入レビューです。

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特に問題らしい点が見当たらないルーターですが、しいて弱点を挙げるとすれば
・本体が少し大きめ
・子機から離れるとやや不利
くらいでしょうか。

本体が大きめとは言っても一般的な小型ルーターとの比較での印象で、実際の使用上はまったく気になりません。
デザインがスタイリッシュですっきりしていることもあり、威圧感なく使用できています。

どちらかというと、子機から離れると接続スピードがやや落ちる点は気になるかもしれません。
やはり建物の構造によっては広い範囲のカバーが必要になるため、広い建物の場合には親機+子機2台以上といった構成で全部で3台以上はあった方が良さそうです。

私の自宅環境の場合は2台で問題なくまかなえています。
BUFFALO WRM-D2133HPでは親機+子機3台（全4台）で使用していたところを Deco X90は購入時の2台で問題なくカバーできているので、かなりカバー範囲は広いと思います。

スマートアンテナとAIメッシュ

─AIメッシュ─
デバイスの信号強度をモニタリングをしながら、ローミングをスマートにアップグレード。実際のネットワークの状態を自己学習し、必要に応じてデバイスの接続先をシームレスに切り替えることで、常に快適なWiFi環境を目指します。

WiFiのパフォーマンスは、メッシュネットワークがどのように構築されるかによって変わります。AIメッシュはメッシュ環境を確立しつつ、ネットワークに影響を与える要素（ユニットの数・製品モデル・接続方法等）を総合的に判断。全ての要素を分析することで、あなたに合ったWiFiソリューションを提供します。
（メーカー公式ページより）
https://www.tp-link.com/jp/mesh/ai-driven-mesh/

スマートアンテナとAIメッシュについては、効果がはっきりと可視化できるわけではないので正直よくわかりません。

従来のメッシュルーターの場合、デバイスが移動した際のメッシュ内での通信の切り替えなどをうまく行えませんでした。（メッシュルーターが通信を行うそれぞれの環境に柔軟に対応できないため）
AIメッシュでは、ルーターが置かれた使用環境（電波干渉、電波強度や負荷の傾向など）を学習し、うまく通信を行えるように最適化されるとのことです。

設置直後から接続は安定しており、日数が経過した今でも快適です。
自宅の中で移動しても通信が途切れることもありません。

買い換える前の旧ルーターではセッティングの後数日経過すると途切れやすくなっていました。
Deco X90では接続の安定さが継続しているので、AIメッシュがうまく機能しているのかな、という印象です。

最大接続台数が多いのも◎

最大接続台数が多いのも非常にメリットです。

専用アプリで接続機器の管理が可能なのですが、
・パソコン
・タブレット
・家族分のスマホ
・ゲーム機器
・その他ウェブに接続する機器（スマートスピーカーなど）
などなど、気づかずに多くの機器をWi-Fi接続していたりします。

最大接続台数が少ないと接続スピードが落ち、つながりづらくなってしまいます。

この点も快適に使用できる理由です。

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Deco X90 のインターネット接続速度を測ってみた

Deco X90 のインターネット接続速度を測ってみました。

測定は以下のツールを使用しています。
■インターネット速度
※上の方に表示される『速度テストを実行』にて測定

ルーターの設置場所は
親機：2Fにあるメインの仕事部屋
子機：1Fの廊下
です。

回線は『auひかり』を利用しています。

全部で5カ所にて測定しました。
（１）子機（1F廊下）の近くでの測定結果
（２）1Fリビング（廊下から部屋に入ってすぐのところ）での測定結果
（３）1Fリビング（部屋の真ん中あたり）での測定結果
（４）1Fリビング（部屋の端っこ）での測定結果
（５）2F親機のある部屋

計測位置を変えるとその直後はどうしても速度にムラが出るため、位置を変えてから複数回計測し、安定した接続になってからの数値です。

（１）子機（1F廊下）の近くでの測定結果

ダウンロード：299.1Mbps
アップロード：305.7Mbps

かなり高速です。

Deco X90の前に使用していた BUFFALO WRM-D2133HP の親機の近くと同程度かそれより速いです。
WRM-D2133HP の子機でこの速度は全く無理でした。

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（２）（３）（４）1Fリビングの複数箇所での測定結果

（２）
ダウンロード：300.1Mbps
アップロード：203.2Mbps

（３）
ダウンロード：79.8Mbps
アップロード：70.9Mbps

（４）
ダウンロード：36.5Mbps
アップロード：38.5Mbps

子機の設置してある廊下から部屋（リビング）に入ったドアのすぐ前だとかなりの速度が出ていました。

やはりリビング部屋と廊下の壁があるので、部屋の真ん中〜はじっこに行くに従って速度が落ちています。
落ちたとはいえなかなかの高速で、速度自体は許容範囲です。

接続自体はいずれも安定しており、途切れたりすることはありません。

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（５）2F親機のある部屋

ダウンロード：677.9Mbps
アップロード：565.1Mbps

最後に親機を設置した部屋での計測です。

非常に高速で、計測しながら驚いてしまいました。
1F子機付近の2倍以上でていますね。

接続自体も非常に安定しています。

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まとめ

これまで使用していたメッシュルーターから買い替えてよかったと実感しています。

価格もリーズナブルで、実売5万円以内で最新（※）のトライバンド・メッシュルーター2台セットが手に入るのは驚異的に感じます。
※2022年3月現在

・Wi-Fiメッシュ
・トライバンド
・WIFI6
といった点に対応したルーターが必要な場合、また『とにかく速いWi-Fi環境にしたい！』『通信が途切れないWi-Fiメッシュ環境を構築したい！』といったケースでは Doco X90 はとてもオススメです。