デザイン視点から考えるブランディングについての講演
2017年11月、(宮城県)角田市・丸森町商工会青年部よりご依頼をいただき、ブランディングに関する講演を行いました。
今回の講演は『若手後継者育成事業』ということで、角田市・丸森町商工会青年部に所属する30代〜40代の経営者の方に参加いただきました。
テーマ『企業力強化 売上力向上のためのブランディング術について』
主にデザイナー視点から考えるブランディング方法やプロセスについて解説しました。
主な解説内容
- ブランディングとは
- ブランディングを行う際の重要なプロセス
- ランチェスターの法則・戦術について
- ロゴやその他のデザインに関する効果的なアプローチ
- IA(情報設計)について
漫画家として作家活動しながら得た経験や、普段のデザイナーとしての仕事で得た知識や経験をもとにお話をさせていただきました。
デザイン面から考えるとロゴやパッケージなどのビジュアル的な要素が多くなりがちですが、今回はランチェスターの法則・戦術に関する知識やIA(情報設計)に関するノウハウも交えて、いわゆるビジュアル的なアウトプットの前段階にも重点を置いて解説しました。
近年は特にブランディングに関する需要や関心が高まっていますが、まだまだ一般的には浸透していないことが多く、ビジュアルや外面的要素に偏った手法が多くみられるように感じます。
また、いったん興味を持って調べてみると一般的な手法や知識・ノウハウは転がっているものの、100%の正解と言えるプロセスは無く、それぞれの個別のケースに合わせて考え抜くしかありません。
ブランディグを考えるときに必要になる自己分析や内省は膨大で非常に労力を要しますが、少しでもそういったプロセスでのヒントになれば幸いです。
会報紙にも講演について掲載していただきました。
角田市・丸森町商工会青年部の皆さま、ありがとうございました。